【7月24日付】鳥取大学で国民平和大行進歓迎集会ー改憲の流れとめないと

 国民平和大行進の歓迎集会が13日、鳥取大学で開かれました。
 

 日本科学者会議鳥取支部、鳥取大学教職員組合、鳥取大学生協が主催し、科学者会議の藤田安一支部長があいさつしました。


 藤田氏は、憲勢力が3分の2を取った参院選の結果にふれ、「改憲の流れをとめないといけない」とのべました。


 大学の現状について、国によって運営費を削減され、企業との共同研究がすすんでいるが、防衛省の補助金で軍事研究する予算が昨年3億円、今年は6億円付いたとして、大学が戦争に協力させられ、科学が戦争に利用されることに警鐘を鳴らしました。


 鳥取大学が、文科省の圧力で式典での日の丸掲揚、君が代斉唱を行っている問題で、「学生アンケートで日本の学生の7割が容認するが、留学生の7割が違和感を持っていて、グローバル化に反する。やめるべきだ」と主張しました。


 参加者は自己紹介しながら意見交換。高齢の女性たちが「私が小学1年生のときに40歳過ぎの父に赤紙が来て母が泣いた。宮参りをして駅まで見送ったとき、『勝ってくるぞと勇ましく…』とおとなたちが歌っていたのを忘れない」「広島での原爆の犠牲者は、建物疎開に従事した15、16歳の中学生の比率が高かった。戦争の犠牲者は、子ども、高齢者、女性が多いことをわかってほしい」と発言。若い参加者は「戦争の話や原爆の話が聞けてよかった」「平和行進を市民が平和を考えるきっかけにしてほしい」と話しました。


 平和行進には50人が参加し、医療生協の若い職員が多数歩いて参加者を励ましました。