米子市で24日、野党合同街頭演説が行われました。市民連合と日本共産党の小池晃書記局長ら4野党代表が訴えました。
雨のなか、会場の米子市公会堂前庭は熱気に包まれ、「その通り!」の合いの手や拍手が湧き起こりました。
民進党は柿沢未途選対委員長代理、社民党は又市征治幹事長、新社会党は岡崎宏美元衆院議員、市民連合は西谷修氏(立教大学特任教授)が訴えました。
小池氏は「立憲主義の破壊という異常な状態を打開するため、野党は安保法制をなくせと固く一致している。与党は『野合』というが、立憲主義=憲法を守る政治というのは当たり前の理念です」と強調。「野党共闘は『野合』でなく希望です。どのマスコミも野党共闘の効果が発揮されていると指摘しています。野党共闘で勝利し、立憲主義を取り戻そう」と訴えました。
柿沢氏は「アベノミクスの3年でみなさんの生活はよくなったか。よくなってない。潤ったのは輸出大企業ばかり。1割の人が国民取得の4割を握っている。世帯年収が50万円も減った。実質賃金は連続マイナス。政治は庶民のためにある。一部の者のためじゃない。私たちは同一労働同一賃金、給付型奨学金、所得再分配を提案した。自民党はそれらをパクってマニフェストに書き込んだ。その気があればできたのにしなかった」とのべました。自民党の改憲草案について、「公の秩序」や「公益」を害する集会、結社や出版、表現の自由を認めないとして、「時の政権が公の秩序を認定して、言論の自由を制限する。政権批判ができなくなる」として「国民の自由を守る勢力に力を与えてほしい」と訴えました。
弁士とともに参加者も手を取り合い、「チェンジ」の掛け声に合わせて一斉に手を高く掲げました。