地方議員を交えて話し合った鳥取高校生未来会議(7月31日、米子市)で18歳選挙権、日本の教育、鳥取県の課題の三つのテーマのうち、先号で教育について記載しましたが、18歳選挙権、鳥取県の課題について記載します。
18歳選挙権について話し合った女子高校生(17)は、政治に関する知識や情報の取り方=インプットと、政治について意見を言ったり、話し合う=アウトプットの仕方についてまとめました。インプットは、インターネットで検索したり、自分で調べたり、読んだりするほかに「生活と政治を結び付ける体験があったらもっと関心が持てる。学校に各政党や会派の人に話をしに来てもらうと直接話が聞ける(やり取りができる)」と要望しました。
その場合、討論して意見が分かれたりすると、人間関係にひびが入りかねないので、結論を出さないなど配慮がいるなどの意見もありました。
鳥取の課題では、▽大学の選択肢(学びたい分野など)が少なく、県外に出る▽鳥取は就職先が少ない、収入が少ない、などで帰って来られない▽戻って来やす くする(奨学金給付、家賃補助、保育料をやすくするなど、子育て支援や負担軽減)▽若者の意見や要求が通りやすくする(行政や企業の中で)▽若者の要求に あった店、語り合う場、イベントを増やす▽若者が働ける場を増やす(企業誘致、仕事つくり=農林水産業、福祉分野への賃金補助、起業支援の強化)▽国によ る人口の分散(東京が出生率が低くてブラックホール化)―などが出ました。