鳥取市で6日、「第2回とっとり平和のつどい」が開かれました。
前鳥取敬愛高校校長の小山富見男さんが、学徒勤労動員日記をもとに少年たちの戦争体験について講演。父親の戦争体験について語るパネルディスカッションが開かれ、子ども向け平和映画上映、戦跡巡りが行われました。
小山氏は、米子工業の生徒たちが呉海軍工廠に動員され、銃爆撃を受けるなど危険な目に合わされ、原爆投下後の広島駅に一泊したために被爆したとして、聞き取りでは学校への批判が強かったと報告。「学校の責任で歴史編纂すべきだ」と主張しました。
増井久美さんは、父の道家良平さん(享年94)が、それまで語らなかった戦争体験を病床で亡くなる1年前に語り、縛られた中国人を死ぬまで銃剣で刺す訓練をやらされたこと、麻酔で眠らされた中国人の生体解剖に立ち会わされたことなど、戦争の惨さを痛感したと話していたことを報告しました。
信原和裕さんは、父の和知さん(享年90)が、日本軍が無謀なインパール作戦を行ったビルマに配属され、数週間分の食料や弾薬しか持たされず、多くの仲間が餓死・病死したことや供養のためにビルマを訪問したことなどを語りました。