【9月18日付】鳥取市議会で伊藤議員が質問ー自衛隊への本人情報の提供やめよ

 9月定例鳥取市議会で5日、日本共産党の伊藤幾子議員が、自衛隊募集事務、子どもの貧困対策、国保の都道府県化で深沢義彦市長に一般質問しました。


 伊藤氏は「11月から南スーダンPKOに派遣される部隊に駆け付け警護の任務が付与され、「殺し殺される」危険が迫っていると指摘。鳥取市が自衛官募集事務で自衛隊に適齢者情報(名簿)を提供し、自衛隊が自衛官募集のダイレクトメールを送り、家庭訪問まで行っている問題を追及しました。


 伊藤氏が家庭訪問がわかったのはいつかと質問したのに対し、深沢市長は、今回、自衛隊鳥取地方協力本部に確認して初めてわかったと回答しました。


 伊藤氏は、民間で求人活動のための中学、高校在学生への家庭訪問が全面的に禁止されているのは、職業等についての知識・経験が乏しく、職業を選択する能力が十分でないためであり、自衛隊も例外ではないと強調。市が提供した個人情報が通常禁止されている行為に使われたことをどう考えているのかと追及し、本人が拒否した場合は情報提供をやめるよう要請しました。


 深沢市長は「家庭訪問も一つの方法だ。拒否する場合は防衛省に言ってほしい」と強弁しました。