【10月2日付】共産党が新空中給油機で県に要請-新空中給油機の美保基地配備は中止を

 日本共産党の市谷知子、錦織陽子の両鳥取県議は9月21日、県に対し航空自衛隊美保基地への新空中給油機KC46A配備の中止を国に求めるよう要請しました。


 KC46Aの配備は国内初で、予定の3機全てを2020年以降に美保基地に配備する計画です。小牧基地(愛知県)に配備されている空中給油機KC767とちがい、戦闘機以外にオスプレイやヘリにも給油でき、防衛省は米軍機への給油の可能性も否定していません。美保基地が日米共同の最新鋭の空中給油基地になりかねません。


 市谷氏は「防衛省は戦闘時の民家上空での空中給油を否定しなかった」と指摘。「安保法制のもとで米軍が始めた戦争に自衛隊が参加し、美保基地のKC46Aが戦闘中の米軍機に給油すれば、美保基地が出撃基地として攻撃対象になる。KC46Aは大量の燃料を積み込むため、軍用機が接近する給油訓練は重大事故につながる」と強調し、①配備中止②県議会への説明③配備中止へ県権限の強化④防衛省との協定を求めました。


 岡﨑隆司・地域振興部長は「期限にこだわらず住民の安全を最大限に考えて地元の意見を聞きながら対応したい」と答えました。