鳥取県では9月16日と23日、JR鳥取駅北口と米子市文化ホール前で脱原発金曜行動をしました。米子市では中国電力米子営業所までデモ行進しました。
鳥取市では、ニュースを配りながらもんじゅの存続問題について宣伝しました。
もんじゅは高速増殖炉と呼ばれ、使用済み核燃料を再処理して取り出したプルトニウムと分裂しにくいウラン238を混ぜたMOX燃料を使用し、プルトニウムから出された高速中性子を吸収したウラン238がプルトニウム239になるため、プルトニウムの消費量を上回ってプルトニウムが増えます。発電しながら、ウランの99・3%を占めるウラン238を燃料のプルトニウムに転換できます。
しかし、燃焼させるMOX燃料の方がその周りに配置されるブランケット燃料よりも7倍もプルトニウムの生成が多く、MOX燃料の再処理技術がないために、実際はプルトニウムを増殖させることはできません。
もんじゅは、使用済み核燃料を再使用する核燃料サイクルの中核施設です。1兆円を超える国費を投じましたが、故障続きで稼働の目途が立っていません。廃炉に3000億円かかりますが、再稼働に5800億円がかかり、廃炉しかありません。また、使用済み核燃料や再処理で得た48㌧のプルトニウムの行き場がなく、日本は危険な保有をつづけています。