米子市淀江町小波に産廃最終処分場建設計画を進める鳥取県環境管理事業センターは10月23日、関係6自治会の住民を対象に合同説明会を開きました。
センターは24日の理事会で事業計画を承認して県に提出するとしており、その後、県が許可申請のための条例手続きに入ると、センターが住民側の意向を無視して計画を進めることが可能になるため、事業計画承認の延期を求める住民側との間で紛糾しました。
住民らは「条例手続きに入ると計画がどんどんすすんでしまう。事業計画書を住民に提出して再度、説明会を開いてほしい。専門家を交えた技術会議を開催してほしい」と要望しました。「きれいな水があると東京から移住してきた。豊かな自然を壊さないで」「水道水源の近くに処分場をつくっていいのか」などの意見が出ました。
センターは「説明会や技術会議は、条例手続きに入ってから行う」などと譲らなかったため、午後からの会議が午前1時過ぎまで延長。センターとの間で条例手続き前に、①技術会議ができるか検討する②事業計画書を提出する③追加の住民説明会を開催する―ことを確認しました。24日の理事会は延期となりました。