【10月23日付】市谷議員に平井知事が答弁-新空中給油機は安全考え慎重に判断

 日本共産党の市谷知子鳥取県議は4日の県議会で一般質問し、新空中給油機の航空自衛隊美保基地への配備反対、病床2割削減の国削減値の押し付け反対を求めました。


 市谷議員は、新空中給油機KC46Aは▽オスプレイにも給油可能で米軍機への給油も否定できず、美保基地が米軍の給油基地にされかねない▽「空飛ぶガソリンスタンド」と呼ばれ、市街地上空での給油も否定できず、大事故を引き起こす可能性があるとして、配備を断るよう求めました。


 平井伸治知事は、受け入れてよいものかどうかの判断は、期限を切らずに情報を得ながら安全を考えて慎重に審査し、境港、米子両市の住民、議会の議論がまとまるのを待って意見を聞いて判断したいと答え、防衛省に質問事項を提出して照会(問い合わせ)しているところだとのべました。岡﨑隆司地域振興部長は、公文書でやりとりをしており、覚書になるとのべました。


 藤井秀樹健康医療局長は「県の既存病床数は保健医療計画の基準病床数を上回っているが、稼働中の病床を減らす権限は知事にはない」とのべ、さらに、県には地域の実情を反映していない地域医療構想の病床数を理由に病床を削減する意思はなく、参考値扱いとし、地域医療構想の病床数が病床削減の手段として用いられないよう国に要望したいと答えました。