南部町議選(定数14、立候補15人)が16日、投開票され、日本共産党の真壁容子氏(62)=現=、亀尾共三氏(74)=現=、加藤学氏(55)=新=の3氏が当選し、現有議席を維持しました。投票率は71・51%でした。
真壁氏は421票で8位、加藤氏は331票で10位、亀尾氏は319票で12位でした。3氏の合計票は1071票(得票率15・98%)で、前回得票の1307票(同17・41%)を下回りましたが、7月参院選比例区の545票の2倍を獲得しました。
議会構成は、共3(前回3)公明1(同1)無10(同10)で議席占有率21・43%です。
真壁氏は選挙中、「町は資産価値15億円の特別養護老人ホームを町出資100%の福祉法人に無償譲渡。毎年約6000万円の黒字が町に入らずに法人の手に渡りっています。この法人運営で町に恩恵の報告はなく、県の監査で長期に退職金が払われず、特定の業者に発注されるなど、ずさんな経営が指摘されています。法人に譲渡され、町議会に監査報告がなくなりました。監査権限がある町にやれと言ってもやりません。共産党と住民が力を合わせて町と町議会を変えましょう」と訴えました。
3氏は40億円の基金を活用し、学校給食費の無償化▽保育料の軽減▽学童保育無料化▽小中学校全校のエアコン設置などを訴えました。