航空自衛隊美保基地(鳥取県境港市)への新空中給油機KC46Aの配備に反対する「空中給油機STOP! 市民の会」が12月17日、結成されました。
隣の米子市で開かれた結成のつどいには、県内外から会場いっぱいの約100人が参加しました。
共同代表に鳥取大学元教授の高山寿雄氏、鳥取短期大学元助教授の浜田章作氏、弁護士の安田寿朗氏が就き、日本共産党の錦織陽子県議が事務局を務めます。
共同代表の高山氏は「米国と一緒に自衛隊が海外で戦うことに反対の声を上げよう」と呼びかけ、安田氏は「オスプレイの空中給油は簡単でなく、訓練回数が増えれば事故の危険も増える」と指摘しました。
松本熙(ひろし)境港市議(社民党県連副代表)、松江革新懇(松江市)の伊東忠夫事務局長が連帯あいさつしました。
元社民党衆院議員の服部良一氏が「戦争法で変容する美保基地」と題して講演し、防衛省が鳥取県の質問に「日米共同対処も想定」「米軍機への空中給油を排除しない」「(小牧基地のKC767は)領海外での日米共同訓練で空中給油を行っている」と回答していることを紹介。「日米共同軍事作戦をすることが前提で、米軍用機に給油する。美保基地のKC46Aも日米共同訓練で空中給油をするということだ」と指摘しました。
沖縄名護市で墜落したオスプレイや米海兵隊岩国基地に配備されるF35B、米艦載機にも給油訓練がされ、オスプレイも含めて中国山地の低空飛行訓練が激化する、美保基地は岩国基地と一体運用され、米軍の「後方支援」のために海外に遠征する侵略の基地に変質すると警告しました。