【12月4日付】鳥取・米子市で共産党が抗議宣伝-自衛隊の駆け付け警護は撤回を

 日本共産党鳥取県東・中部地区委員会は11月15日、安倍内閣が南スーダンでの自衛隊のPKOに「駆け付け警護」「宿営地共同防護」の任務を付与する閣議決定をしたことに抗議して、JR鳥取駅北口で宣伝しました。


 塚田なるゆき衆院1区予定候補、鳥取市の伊藤幾子、岩永安子、角谷敏男の3市議が訴えました。


 塚田氏は、南スーダンでは7月に大統領派と前副代表派が武力衝突する大規模な戦闘が起こり、国連施設も攻撃されたとのべ、停戦合意が崩れた内戦状態だと強調。住民などを保護するために武器を使用する任務が加われば、政府軍とも反政府勢力とも銃撃戦になり、「殺し殺される」危険が高まると指摘し、新任務付与の閣議決定の撤回、戦争法の廃止の世論を広げようと呼びかけました。


 伊藤氏は、駆け付け警護反対の国民の声を無視する暴挙だと批判。岩永氏は、憲法9条を守って武力行使せず、平和な日本を続けようと呼びかけました。角谷氏は「武力行使すれば、戦争しないという日本の信頼は崩れ、NGOを危険にさらすことになる。自衛隊員は元より家族や友人も大きな不安に直面している」として、憲法違反の海外派兵はやめさせようと訴えました。


 米子市の「平和・民主・住みよい米子をつくる会」は19日、米子市でスタンディング行動し、12人が参加しました。プラカードやのぼりを掲げ、スピーチや替え歌、ラップ調のコールなどでアピール。日本共産党の福住ひでゆき衆院鳥取2区候補は「南スーダンに派遣される自衛隊への新任務付与に抗議し、撤回を求めます。安保法制廃止、憲法改悪を許さないために、野党と市民の共闘を広げましょう」と訴えました。