【2月26日付】県に空中給油機配備反対申し入れ-美保基地への配備に同意しないで

「空中給油機STOP! 市民の会」は16日、鳥取県の平井伸治知事に対し、航空自衛隊美保基地への新型空中給油機KC46A配備に同意しないよう申し入れました。


 同機の配備については、美保基地(米子飛行場を含む)周辺の境港市中浜地区自治会連合会、米子飛行場周辺地域振興協議会が同意を表明し、境港市議会の全員協議会で日本共産党2人、無所属1人が反対し、議長を除く12人が同意したと報道されています。


 「市民の会」の浜田章作共同代表、日本共産党の錦織陽子県議、安田共子境港市議、石橋佳枝元米子市議、無所属の長谷川稔県議ら7人が県庁を訪れ、野川聡統轄監が応対しました。


 浜田氏は、自治連や振興協議会は住民の意思を代表する組織ではなく、住民が発言する場もなかった▽米子、境港両市の住民説明会は対象が狭く、参加人数も少なかった▽空中給油訓練でのオスプレイの墜落事故が起こる前の説明会だった―として、「事故で配備を巡る状況は一変した。広い市民を対象にして住民説明会をやり直すよう両市や自治連に申入れした」と報告。


 その上で「海外で戦闘する米軍機や自衛隊機を支援する基地になる」と強調し、同意しないよう求めました。
 野川統轄監は「両市から回答を得てしっかり検証して決めたい。国に言うべきことは言う」と答えました。