大山町議選は14月16日、投開票され、日本共産党は現職の大森正治氏(68)が3期目の当選を果たしました。
選挙戦では、大森候補の行政の不正解明の提案ビラが町民の間で話題となりました。
同町では、町と委託先のNPO法人「大山王国」での不正行為が問題となっています。
町のPR事業を担当する男性職員が、受託業者の「大山王国」理事を兼ね、公務中に受託業務を行い、使途不明金約2800万円を出し、自らの口座に3600万円を振り込むなど、不正行為が明らかになりました。
また、男性職員は自らの口座に、商工会への委託事業の清算金約260万円を振り込ませていました。
大森候補は、「同じ職員が事業に長期に携わり、チェック機能が効かず、疑念があっても町長が究明せず、放置してきた」として、町長の責任で不正の全容を解明する▽担当職員の処罰だけでなく、町長の責任を明確にする▽委託事業のありかたを見直し住民参加の事業を推進する▽職員の自発性を尊重しトップの行政私物化を許さない▽住民の声を日常的に町政に反映するシステムを構築する―を提案しています。
結果は次の通り。
◆大山町議選16―19
大森 正治68現
540⑩
議会構成は以下の通り。
▽共1(1)公明1(0)無14(15)、議席占有率6・25%(同)
(投票率75・77%)