倉吉市で4月25日から30日の間、「中部陶芸・民芸手しごと展」が開かれ、陶芸作品が一堂に並びました。
陶芸作品に囲まれる中で異彩を放ったのが、竹灯籠でした。
「竹とうろう職人ともさん」こと森下智道さんの作品です。
催しが開かれている2階の部屋に向かう階段の踊り場には、人の背丈を越す竹に様々な大きさの穴を開けて模様を描き、ライトアップしたものや黒や赤の漆塗り、横に置いて花器にしたものが設置されていました。
会場では、カラフルな大小のビーズによってデコレーションされたもの、藍色、緑、海老茶色、赤や黒の漆塗りにラメが入ったものが飾られていました。
竹炭入れと竹炭も売られていました。
森下さんは、竹炭の普及にも力を入れており、竹の有効活用で循環型社会をつくりたいと話していました。
「竹を切ってほしい人と竹が欲しい人をマッチングして、竹を伐り出して作品を創ったり、イベントで活用し、用が済んだらチップにして販売し、農家が有機肥料にする。販売収入でまちおこしをはかる。竹を使った地域興しです」とのべました。
出張教室は、5人以上が集まれば、竹と道具を持ってどこへでも出かけます。結婚式やイベントの空間演出も手掛けます。