日本共産党鳥取県委員会は13日、演説会後、大平喜信衆院議員、垣内京美衆院中国比例候補、つかだなるゆき衆院1区候補を招いて鳥取市で青年懇談会を開きました。
学費と奨学金のことで参加者から実態が出され、交流しました。夫婦で800万円の奨学金返済を抱え、月に4万円ずつ返しているという女性(28)は、今後、子どもの養育費や学費を考えると生活が逼迫すると訴えました。さらに、今の制度では、子どもが大学生になると、また、奨学金を借りて苦しむことになり、連鎖が断ち切れないと告発しました。
大平氏は、政府が公共事業の減った穴埋めに財政投融資の投資先を探していたとき、ニーズが見込めるとして有利子の奨学金を創設したもので、無利子枠をあまり拡大せず、有利子をどんどん貸し出してきたのは、「国家的貧困ビジネス」だと批判しました。
無料塾の講師を務める男性(26)は、自分は借りてないとして「無料塾の子どもたちが将来、借りることになったら大変だ」と話しました。
親が非正規雇用で私学の学費が払えなくて困っている学生の例が紹介され、私学での授業料の減免を求める声が出されました。