共産党が美【7月2日付】保基地にC2配備中止要請 海外で戦争するための軍用機はいらない

 日本共産党県委員会、西部地区委員会と県議団は6月22日、航空自衛隊美保基地(民間と共用の米子空港)所属のC2輸送機が滑走路を逸脱して草地に突っ込んだ9日の事故について美保基地(北村靖二司令)に抗議し、同機の配備中止を求めました。


 福住ひでゆき衆院2区予定候補、錦織陽子県議、石橋佳枝、又野史朗の両米子市議候補ら7人が美保基地を訪れ、田村浩一基地対策専門官が応対しました。


 基地側の説明では、機長が機体の位置や姿勢を認識するための慣性基準装置を停機中に作動させるべきところを、走行中に作動させたために装置が誤認識し、ステアリングやブレーキが利かなくなった操作ミスだとしました。


 福住氏は、北村司令が県への説明で「事故ではなく、事案」とした点について「エンジンを止めて機体を止めるしかなかった。率直に事故だと認めて反省したうえで相応の責任を取るべきだ」と指摘。「操作ミス」は重大事故につながるため、操作手順書の見直しにとどまらず、機体改良などハード面で防止する手立てを取るよう求めました。


 参加者は「C2は航続距離が長く専守防衛ではない。空中給油機も海外で戦争するためのもの」などと批判しました。