米子市で6月24日、県環境管理事業センターが同市淀江町に建設を計画している産廃最終処分場に反対する集会とデモ行進が行われました。30代と40代を中心に約80人が参加しました。
呼びかけたのは、米子市と周辺自治体の若者らが結成した「米子・ゼロウエイストを実現する会」です。
米子市の伊木隆司市長は6月9日、「大山ふもとの自然環境と米子の水を守る会」の山根一典代表と面談で、産廃処分場の建設を容認。これに疑問を感じた若者らがフェイスブックで呼びかけて同会を結成しました。
集会では、同会メンバーや「水の会」の山根代表が発言。山根氏は、伊木市長が面会したことに希望を見出したが、産廃処分場の必要性を説くだけで、淀江の水を守りたいという願いは通じなかったと報告しました。
大漁旗をリメイクしたポンチョを参加者に提供した女性は、伊木市長が「私の意見は淀江でダメなものは他でもダメ。汚してよい土や水はどこにもない」と言いながら、「安全確認のプロセスを見て判断する」と言ったことを紹介。「産廃の解決は法律上も企業の責任です。私たちは生活ごみを減らすので企業に責任を果たしてほしい」と訴えました。