鳥取大学で13日、原水爆禁止国民平和大行進歓迎集会が開かれ、行進団を含む約40人が参加しました。主催は日本科学者会議鳥取支部。
支部代表幹事の藤田安一鳥取大学名誉教授があいさつに立ち、「安倍首相の2020年までに憲法を変えるというスケジュールでは、18年に発議、19年に国民投票となる」として、憲法と平和を守る取り組みの重要性を強調。さらに、アメリカが核兵器を日本に提供する「日米共同核保有論」は警戒を要するとのべ、核兵器廃絶の国民世論を盛り上げようと呼びかけました。
地域学部の山根俊喜教授は「国連で核兵器禁止条約が採択され、世界は核兵器禁止に大きく動き出した。日本の平和運動、原水爆禁止世界大会や平和行進が大きな役割を果たした。日本政府には唯一の被爆国として重要な使命があり、役割を果たさせよう」と訴えました。
行進団を代表して、通し行進者の映画プロデューサーの山口逸郎さん(85)があいさつ。「毎年平和行進を歩いて5年めです。世界大会の成功は平和行進にかかっています。私も核兵器廃絶を訴えて広島まで歩きます」と話しました。