【8月13日付】鳥取県革新懇が五十嵐仁講演会 市民と野党の共闘で「勝利の方程式」

 鳥取県革新懇と鳥取市革新懇は7月23日、全国革新懇代表世話人の五十嵐仁法政大学名誉教授を招いて鳥取市で講演会を開きました。84人が参加しました。


 五十嵐氏は「安倍首相が9条改憲を表明し激突の時代が始まった」と強調。自民党が都議選で歴史的惨敗をして改憲への最初の審判が下されたとのべました。さらに、支持率急落で「潮目が変わった」として、解散・総選挙に追い込み、「市民と野党の共闘」を成功させ、安倍政権を倒そうと呼びかけました。


 都議選で都民ファーストは非自民の受け皿になったが、反自民の受け皿になったのは共産党だと指摘。共産党躍進の背景を、安倍政権との対決姿勢が評価された▽9条改憲や国政問題で安倍政権に審判を下したい都民の思いに合致した▽豊洲移転に反対し築地市場再整備の訴えが評価された▽市民と野党の共闘の成果。共産党が6選挙区で他会派を推し、21の選挙区で他党、他会派から支援を受けた―と説明しました。


 「安保法制廃止気高の会」の田中文子事務局長が活動を報告し、鳥取大学の藤田安一名誉教授が、大学の軍事研究への動員、道徳教科化による国家に忠実な人づくりを告発しました。


 参加者は、どうしたら市民と野党の広範な共闘がすすむのか交流しました。