日本共産党の角谷敏男鳥取市議は6日の市議会で水道料金引き上げの延期、一般会計繰り入れを求めました。
角谷氏は、市が来年4月から予定する水道料金改定によって全体で18%、一般家庭(口径13㍉、月使用料20立法㍍)で25%の引き上げ(月2073円が2592円)となり、大きな負担になると批判。実施を延期した上で市民説明会を開くよう求めました。
深沢義彦市長は「今議会で十分審議、議決後、市民に丁寧な説明をしたい」と提案通りの実施にこだわりました。
角谷氏は、一般家庭の基本料金が月460円から840円へ引き上げられると指摘。「大口業者の撤退や工業用水への切り替えは水道局の責任ではない」として、一般会計からの繰り入れ▽従量料金75対基本料金25の比率を6対4に変える見直しの中止▽浄水場の計画一日最大配水量8万㌧を現状の5万9000㌧に合わせて縮小▽水源確保費用の市負担―によって料金を抑えるよう求めました。
水道管理責任者は「水道法上、一般会計繰り入れはできない。基本料金の比率を高めたのは、三洋電機撤退や大口事業者の工業用水への切り替えがあり、減収し、一般家庭の消費量が減っているため」などと答えました。