鳥取市佐治町で7日~9日の3日間、「たんぽり村まつり」が開かれました。たんぽりとは、川底を掘って理想郷をつくるイワナのこと。宿泊もして自然エネルギー(太陽光発電)と薪で過ごしました。
実行委員会代表の幸田直人さんは、自給自足・循環型の持続的な暮らし・働き方、ライフスタイルをめざすなかで、自分が住んでいる地域が過疎化や高齢化で衰退していくのを目の当たりにして、「地域があってこそ、自分の持続可能性がある」と気づいたとして、3日間だけだが、循環型のコミュニティーをつくりたいと抱負を語ります。
村長の谷上和雄さんは、林業と農業の兼業で、慣行農法で約50㌃の水田、自然栽培で約20㌃の水田を耕作しています。販売していた自然栽培米は「カズガモ米」のネーミングで、「妻が田んぼで草を取る私の姿を見て、カモみたいだと付けました。10㌃当たり330㌔獲れました」と話していました。
戸田敦志さん(35)は昨年11月、岩美町鳥越に移住してきました。栃木県でゲストハウスを営んでいましたが、原発事故を受けて妊娠中の妻とともに愛知県に移り、西日本の移住先を探していました。古民家を改修中でチャイを振る舞います。