【10月22日付】鳥取・米子市で金曜日行動 米空母兵士らが被曝し東電提訴

 鳥取県で13日、原発なくせの金曜日行動が取り組まれました。JR鳥取駅北口では5人が参加。中国電力米子営業所前のポケットパークでもスタンディングで訴えました。


 鳥取市では、山中幸子えねみら・とっとり共同代表が米空母「ロナルド・レーガン」の乗組員だった米兵らが、トモダチ作戦のために福島原発事故で被曝し、東電を訴えていることを報告しました。


 現在、米兵ら402人が東電を提訴しています。2011年3月12日、福島第1原発1号機が爆発。放射性物質が降り注ぐなか米兵らは活動しました。


 呼吸や飲食によって放射性物質や放射能で汚染された水を体内に取り込み、被曝しました。海水をろ過して真水にしてシャワーや飲用に使っていました。艦内では放射能アラームが鳴り響き、ヨウ素剤は配布されず、服用していませんでした。


 白血病、生殖機能喪失、下肢切断、下痢、下血、神経痛、偏頭痛、倦怠感、脱毛、切迫性尿失禁、線維筋痛症、皮膚疾患などの病状を訴え、がんなどで9人が亡くなっています。


 米国防総省の報告書は、作戦参加者の被曝は極めて低線量として健康被害との因果関係を否定。米兵らに補償はありません。