鳥取市の二つの市民団体が10月26日、中国電力鳥取支社を訪れ、島根原発2・3号機の稼働中止、廃炉を申し入れました。毎年申し入れ、今年で6年目です。
申し入れたのは、「えねみら・とっとり(エネルギーの未来を考える会)」(山中幸子・共同代表)と、金曜日行動を主催する「脱原発しょいやinとっとり」(柳明子・共同代表)。支社前でランチタイムアピールをした後、山田純司副支社長に要望書を手渡しました。
山中氏は、26日が原子力の日(茨城県東海村で日本初の原子力発電が行われた)なのに対し、「脱原発の日」として行動していると紹介。「鳥取県に原発がないのは、青谷原発(鳥取市青谷町)の計画を婦人会や住民が運動して白紙撤回させたからです。孫子の代に原発のない世界を残したい。全原発の廃炉、再生可能エネルギーへの転換をしてほしい」と求めました。
島根原発3号機訴訟の会の新田ひとみ共同代表は「宍道断層(の評価)がさらに伸びて39㌔になりました。鳥取沖断層(98キロ)と連動する可能性もあります。まともな避難計画もなく、再稼働すべきではありません」と訴えました。