日本共産党鳥取県議団の市谷知子、錦織陽子の両県議は1日、平井伸治知事に11月補正予算について要望しました。
鳥取市青谷町に福岡市の事業者が大規模風力発電所(最大出力4万㌔㍗)の建設を計画している問題で、市谷氏は、住家が近くにあり反対意見が出ている▽環境省、経産省、鳥取県知事から「生活環境への重大な影響が懸念される」との意見が出ている▽環境影響評価の方法書について県の審査会で不十分との意見が相次いだ▽方法書の縦覧期間が1カ月間しかなく、資料を要求しても出さない▽知事意見などで指摘されている「電波障害」「他の風力発電施設との複合障害」などが考慮されていない▽県内でも報告されている低周波被害について配慮がない、と指摘しました。
その上で、県東部と西部にそれぞれ16万㌔㍗の国内最大級の風力発電所が計画されているとして、大規模風力発電所建設計画の中止と、県条例によって地元企業の小規模なものに限る、低周波被害に配慮するなどの規制を求めました。
平井知事は「中立の立場で厳正に対応する。次は(県の審査会の意見に対する事業者の)反証を受けての対応になる」と答えました。