【12月10日付】鳥取市で中電とミサイル問題で懇談 再稼働させないのが一番安全

 えねみら・とっとり(山中幸子共同代表)とさよなら島根原発ネットワーク・鳥取(土光均共同代表)は11月28日、鳥取市の中国電力鳥取支社を訪れ、回答を求めていた北朝鮮のミサイル問題への対応について、で山田純司副支社長らと意見交換しました。


 山中氏らが北朝鮮のミサイルへの対応について聞くと、山田副支社長は「北朝鮮のミサイル攻撃は国防にかかわる問題だ。警察、海上保安庁と連携して警備し、代替電源の確保、送水車の配置、航空機衝突を想定して特定重大事故等対処施設(中央制御室の機能など)を整備することで一定の対処ができる」と答えました。


 中電は、テロは想定していても、ミサイルによる攻撃は想定しておらず、山田副支社長は「どんな強固なコンクリート壁をつくっても耐えられない」と認め、国との協議が必要だとしました。再稼働後のJアラートが鳴ったときの対応は、いつでも原子炉を停止できるよう準備しておくとのべました。


 山中氏は「ミサイルが落ちる直前まで停止しないというのは納得できない。Jアラートが鳴ってから着弾まで数分しかなく、判断が間に合うのか。少なくともJアラートが鳴らないような情勢になるまで再稼働しないのが安全対策ではないか」と追及しました。