【12月10日付】鳥取市で憲法共同センターが宣伝 「9条守れ」の3000万人署名を

 憲法改悪反対鳥取県共同センターは4日、JR鳥取駅北口で宣伝し、「憲法9条守れ」の3000万人署名に取り組みました。


 新日本婦人の会県本部の田村真弓事務局長は、安倍政権は来年に憲法改定を発議し、2020年までに施行しようとしていると指摘。「憲法に自衛隊を書き込むだけだ」というが、海外でアメリカとともに戦争する自衛隊が書き込まれたら、9条が死文化し、軍隊として歯止めなき戦争への道をひた走ることになるとして、「改憲を阻止するために署名への協力を」と呼びかけました。


 安倍首相はこれまで教育基本法を改悪し、特定秘密保護法、安保法制、「共謀罪」法を強行し、戦争をするための外堀を埋めてきたが、本丸である憲法を変えることに着手しようとしていると指摘。「緊急事態条項を明記したら、首相に権力が集中し、憲法も国会も停止してヒトラーのように独裁体制が敷ける」と警告しました。


 自衛隊を憲法に書き込めば、海外派兵への批判を封じる根拠になり、軍事優先で医療、介護、年金などが削られると訴えました。


 署名した50代の女性は「戦争のない平和な世の中がいつまでも続いてほしい。憲法改定には反対です」と話しました。