日本共産党境港市委員会と後援会は9日、境港市議選(来年1月28日告示、2月4日投票)勝利をめざして「党とファンクラブの総決起のつどい」を開き、53人が参加しました。
安田とも子市議=現=と長尾たつや予定候補=新=が現有2議席確保をめざして、決意を表明しました。定岡敏行市議は勇退します。
安田市議は「市民の生活を支えることが市政の仕事です。市税を滞納するような生活困難者への支援は急務です。子ども、子育てへの支援は、将来の担い手を育て地域を活性化させることにつながります。国政は身近な問題であり、島根原発再稼働、消費税10%、美保基地強化、安保法制に反対し、憲法9条を守ります。唯一の女性議員として女性の願い実現の先頭に立ちます」と訴えました。
長尾予定候補は「市民生活は困窮し、これ以上の市民負担増に反対します。学校給食の無償化や住宅耐震化補助などの支援策で市民生活を応援します」とのべ、地元町内で党派を超えて75人が発起人となり、「応援する町民有志の会」ができたことを報告しました。
支援者から「子どもの医療費を無料にしてほしい」「戦争できる国にする憲法改悪に反対を」などの要望が出されました。
党の論戦で大型焼却施設が不要に
定岡市議は、党市議団の実績について語り、市民生活を守る観点から国保、介護、下水道料金など市民負担増の議案に反対▽高卒までの医療費助成、3人目以降の保育料無料化、住宅耐震補助の拡充(2分の1補助を3分の2補助にした)、ごみ減量化(市が女性グループに呼びかけ、生ごみを堆肥に資源化。使用済み紙オムツを燃料に再資源化)などを実現したと報告しました。
さらに、市政の問題点を分析して解決策を示してきたとして、「西部広域行政管理組合で日量100㌧の焼却施設計画が持ち上がったとき、余力のある米子市クリーンセンターでへの可燃ごみの受け入れを提案し、論戦した結果、計画が中止になり、70億円(境港市は27億円)が浮いた。公共下水道の見直しも提案し50億円余りが節約できた」と紹介。市民の願いである学校給食の無償化、住宅リフォーム助成は、市の予算の3~4%で可能だと指摘しました。
市議会内でも他会派との共同がすすみ、8対7で自公の反対を振り切り、核兵器禁止条約の早期批准などの意意見書を可決したと報告しました。