【1月14日付】境港市・琴浦町・若桜町で議会選挙 共産党地方選勝利で躍進を

 鳥取県では1、2月に境港市議選(28日告示、2月4日投票)、琴浦町議選(23日告示、28日投票)、若桜町議選(2月6日告示、同11日投票)の地方選がたたかわれます。


 日本共産党は、境港市議選(定数16)で安田とも子氏(46)=現=、長尾たつや氏(70)=新=、琴浦町議選で青亀としひろ氏(71)=現=、若桜町議選で中尾まさあき氏(70)=現=の必勝をめざし、奮闘しています。
 

 琴浦町では、党の町民アンケートで「暮らし向きが悪くなった」が73%と突出しています。その背景に、給料や年金、売り上げなど収入が減少する一方で、国保税、介護保険料、医療費などの負担増があります。


 青亀候補はこの間、一般会計繰り入れで国保料の値上げを抑制(2015年度に9082万円)▽同和対策だった進学奨励金(4年間で40万8000円)を一般化して対象を広げる(町議10人で提案)▽就学援助の入学準備金を2倍に増額して前倒し支給を実現▽議会の民主化のために特別委員会委員長として尽力し、町民30人による「政治倫理審査」の請求を実現―など町民の願いを実現してきました。町議選に向け、国保税1人1万円引き下げ、貯金できるほど高い介護保険料の引き下げ、県内で2番目に高い水道料金の引き下げ、減免の拡充など負担軽減▽高校生のJR通学交通費助成、保育料の無料化、子どもの医療費の無料化など子育て支援▽同和行政の一般施策化と終結▽学校、保育所、介護施設などでの地産地消推進、住宅や商店のリフォーム助成制度で地域活性化▽タクシー券の拡充、本庁舎と分庁舎との無料送迎―などの政策を訴えています。
 

 若桜町では6日、中尾予定候補の事務所開きが行われました。


 守山泰生医師、妻の陽子さん(69)、川西聡八頭町議が激励と連帯のあいさつをし、党若桜町後援会の中山襄一会長が応援メッセージを寄せました。


 中尾候補は、医療生協で働いた経験を生かし、医療・福祉分野で町民の願いを実現してきたと報告。失業で国保税を滞納して資格証明証になり、医者にかかれない男性の相談に乗り、年度中途でも失業した場合は減免の対象になるよう町長に掛け合い、減免制度を実現▽住宅リフォーム助成制度(上限20万円)を実現し、建築業者や左官屋、畳屋などの仕事を増やし、町民に喜ばれている、とのべました。


 米軍機低空飛行訓練の問題も、議会で唯一追及し、岩国基地への米艦載機移転で「さらに町民が危険にさらされる」として、中止を求めて取り組みをすすめたいとのべました。


 鳥取市の中核都市移行に伴う連携中枢都市圏で、若桜町と町民に不利益がないよう活動したいと強調しました。


 守山医師は、低空飛行訓練の中止を求め、町民が平和に暮らせるよう、憲法9条を守ることを大いに訴えてほしいと要望しました。


 中尾候補は町議選に向け、消費税10%増税反対▽75歳以上の医療費2割負担反対▽米軍機・自衛隊機の低空飛行の中止▽憲法改悪反対▽国保税、介護保険料・利用料の引き下げ▽農業・林業への町の助成制度の拡充(町は搾油施設を整備して休耕田でのエゴマ生産を支援。県の間伐材搬出補助金3200円/立方㍍に1000円上乗せ補助など)▽3月末で切れる住宅リフォーム助成制度の継続▽通院などに利用できる福祉バスの運行―などの政策を訴えています。
 

境港市の安田、長尾両候補は、子育て支援「三つの0」(子どもの医療費、学校給食費、保育料)▽子どもの貧困実態調査と対策▽住宅リフォーム助成制度▽耐震シェルターと防災ベッド助成▽学校通学費、若者の住宅費助成▽精神障害者の身体疾患治療費助成▽島根原発2号機の再稼働反対―などの政策を訴えています。