鳥取市の青谷、気高両町に民間事業者が風力発電所(14基、最大出力4万㌔㍗)を計画している問題と採石場跡地(青谷町鳴瀧)に産廃安定型最終処分場が計画されている問題で8日、地元有志による現地調査会が開かれました。日本共産党の市谷知子県議、岩永安子市議が参加しました。
同発電所は、環境影響評価法にもとづく手続きがすすめられ、方法書の段階です。
現地を案内した金田靖典氏は「東側の尾根に5㌔にわたって12基、西側の山に2基を設置する計画だ。高さ150㍍~250㍍の尾根に高さ120㍍~150㍍の風車を建てるもので、尾根の両側には集落が連なり、倒壊すると大きな被害になりかねない」と懸念。その上で「もろい花崗岩の上に建てるので、地中の支持層まで相当深く杭を打つ必要がある」と指摘しました。
参加者は「大きすぎる」などと話していました。
金田氏は産廃処分場計画地について、勝部川に隣接しており、産廃を高く積み上げた場合、崩落して川をせき止める危険がある▽下流で水道水を取水しており、汚染する危険がある、と批判しました。