日本共産党西部地区委員会は4月26日、航空自衛隊美保基地(鳥取県境港市)に対し、大型輸送機C2で相次ぐ部品落下の原因究明と5月27日の美保航空祭を中止するよう申し入れました。
平井一隆委員長、錦織陽子県議、安田共子境港市議、岡村英治米子市議、石橋よしえ、又野史朗の両米子市議予定候補が美保基地を訪れました。
平井氏は、C2が昨年9月に右翼で、12月には左翼で、それぞれ外板パネルを止めるアルミ製ネジ1本とワッシャー1個を落下したと批判。半年ごとの公表ではなく、ただちに公表し、原因を徹底究明すべきだと要請しました。
C2の滑走路逸脱事故や多用途ヘリUH1の油漏れなど事故が相次いでいると指摘。参加者は「なぜ点検しても事故が起きるのか疑問。構造上の問題があるのではないか。経年劣化が原因か」などと質問しました。
応対した第3輸送航空隊の須田芳則渉外室長は、C2は運用試験中だとし、「同様の落下がまた発生した。さらに気をつけてしっかり点検する態勢をとっている」とのべるにとどまりました。航空祭中止の要請は上に伝えるとのべました。
須田室長によると、着陸後の点検でネジ等の紛失が判明。いつ、どこに落下したかは不明です。