【6月17日付】日本共産党が米子市議選で決起集会 3議席回復で安倍9条改憲ノー!を

 日本共産党鳥取県西部地区委員会と米子市後援会は9日、17日告示、24日投票の米子市議選(定数26)と県議選勝利をめざして決起集会を開きました。岡村えいじ(65)=現=、石橋よしえ(69)=元=、又野史朗(47)=新=の各氏が現有1議席から3議席回復を、錦織陽子県議が県議選勝利をめざし、決意を表明しました。


 岡村氏は、市民が主人公の市政をめざし、①市民の暮らしを支える市政にする②国、県の押し付ける悪政にノーと言える議会にする―の2本の柱を掲げてたたかうと強調しました。国保・介護保険料の大幅引き上げに反対した唯一の党として、1世帯1万円の国保料引き下げ、介護保険の負担軽減▽子育て支援のために保育料、給食費の無料化、子どもの医療費の完全無料化―を実現し、▽航空自衛隊美保基地への新型空中給油機配備▽島根原発2号機再稼働、3号機新規稼働▽県のすすめる淀江産廃最終処分場―に反対し、安倍政権の森友・加計疑惑、国政私物化、公文書改ざん、官僚ぐるみのウソとごまかしの政治と安倍9条改憲にノーを突きつけるため、3議席絶対確保への支援を訴えました。


 石橋氏は、医療・介護を充実させ、弱い立場の人が生きていける米子にしたいと表明。又野候補は、産廃反対、交通弱者の解消、農業所得の向上を訴えました。


 各選対の責任者が活動報告。集いの席で、民生委員から買い物に使う狭い道路の解消や子どもの遊び場の確保など地域要求が出され、住民運動につながっていることも紹介されました。
 参加者は、足川晴雄後援会長の音頭で頑張ろう3唱をしました。


 市議選には28人が立候補する見通しです。平井一隆地区委員長は、情勢報告で「自民党にイライラする」「安倍首相には早く辞めてもらいたい」など市民の中に渦巻いている声を紹介。党候補への期待が高まる一方で、自民党が党候補の地盤から勝共連合(統一教会)や保守の候補者を立て、議長(日本会議)が引退を撤回し、市外からの電話作戦や宣伝カーのドアガラスを割る妨害など、共産党シフトを敷くなか、シフトを跳ね返すためにも、告示日までに対話・支持拡大目標をやり遂げようと訴えました。


 党市議はこれまで、18歳までの子ども医療費助成▽就学援助の入学準備金の3月支給(来年度から)▽中学校給食▽学校給食の牛乳を地元産牛乳に戻す▽学校や保育園のトイレの洋式化▽一人親家庭の小・中学生への学習支援▽米子市公会堂の存続・改修―など実現してきました。


 市はこの間、介護保険料、国保料を大幅に引き上げ。教育予算も2016年度に30億円(45・5%)も削減し、全国同規模40市の中で最低クラスです。事業費約60億円の米子駅南北自由通路事業を推進し、県の淀江産廃最終処分場建設計画に賛成しています。


 3候補は、駅南北自由通路事業の見直を提案し、ため込み金約55億円を活用して、国保料引き下げや県内一高いゴミ袋代の引き下げなどを訴えています。