境港市の「安倍9条改憲NO!境港市民の会」は6月9日、3000万人署名学習と交流のつどいを開き、約40人が参加しました。
同会は、安保法制廃止境港市民の会が団体、個人に呼びかけて5月に発足しました。
鳥取大学名誉教授の藤田安一氏が、「安倍政権に憲法を語る資格はあるのか」と題して講演しました。
藤田氏は、安倍政権が森友・加計問題、虚偽答弁、公文書改ざん、自衛隊日報隠しなどウソと疑惑にまみれ、腐敗政治がまかり通っていると指摘。外交でも北朝鮮問題で米朝会談など対話路線が進み、安倍政権の対話否定、「北朝鮮の脅威をあおる」軍拡路線が破たんに直面していると批判しました。
安倍政権の改憲の狙いについて、9条改憲は「アメリカが戦争した国をアメリカと一緒に攻撃する」ためのもので、緊急事態条項の導入は「戦争遂行のために国会を形骸化し、国民の権利と自由を制限する」ことが目的だと強調しました。
若者をどう見るかと聞かれ、藤田氏は「安定志向で、現状維持のために現政権を支持する傾向があるが、その先に未来があるのか問う働きかけが大事だ」とのべました。