日吉津村議会は最終日の６月22日、村内２カ所の危険ブロック塀の撤去費用を盛り込んだ補正予算案を全会一致で可決しました。
村役場は、18日の大阪北部地震で小学校プールのブロック塀が倒れて下敷きになった小学４年生の女児が死亡した事故を受け、地震当日に公共施設を点検。その結果、日吉津保育所（高さ３・１㍍、幅15・２㍍）と、ひえづ浄水センターのコンクリートパネル（高さ２㍍、幅１２６㍍）が建築基準法に違反していました。
保育所園庭のブロック塀は、旧テニスコートの壁打ち用のブロック塀で建築基準法の高さ２・２㍍以下に違反していました。塀を撤去しフェンスを設置する費用94万７０００円を計上しました。
浄水センターのコンクリートパネルは通路に面した部分で、老朽化による歪みやひび割れがありました。撤去費２７０万円を計上しました。
日本共産党の江田加代、三島尋子両村議は18日、通学路などの危険個所を点検し対策を取るよう井田博之教育長に申し入れ、井田教育長が検討すると応じました。江田村議は「議会最終日に全協が開かれ、執行部から補正予算案の説明がされました。党村議団の申し入れが迅速な対応を後押ししたと思う」と話しています。