日本共産党の錦織陽子鳥取県議は6月21日の県議会で島根原発の再稼働・新規稼働、淀江産廃問題、中海再生などで平井伸治知事に一般質問しました。
錦織氏は、中国電力が島根原発3号機の新規稼働に向けた審査申請の「事前了解」を関係自治体に求めている問題で、平井知事に2号機再稼働、3号機新規稼働に反対するよう求めました。
平井知事は「県は3号機の概要説明を4月に受けたばかりで、審査申請は性急の感がある。周辺自治体が軽視され、置いてきぼりにされる懸念がある。立地と話をすれば終わりではない。中電は安全協定を誠実に履行する立場をわきまえてほしい」とのべました。
錦織氏は、西日本でM6以上の地震が相次いで起こり、専門家が南海トラフの巨大地震に備えるべきだと指摘していることを紹介。知事に対し、原発を稼働させない覚悟を決め、中電に原発ゼロを促すよう求めました。
平井知事は「安全協定を結ぶことにより、中電に実質的に私どもの事前の了解をとってもらうという意味で、我々も意見を言う、監視をする、補償の項目や情報提供の項目を中電の債務として飲んでもらった。基本的には立地と同じ立場を得ることができたと思っている。安全第一で住民に責任を負う立場で審査し、意見を返す」と答えました。