【8月26日付】鳥取市で平和の鐘鳴らす 日本政府は核兵器禁止条約締結を

 鳥取市の浄土真宗畢竟(ひっきょう)院で原爆が投下された広島の日の6日8時15分と長崎の日の9日11時2分、「平和の鐘」が鳴らされました。終戦の日の15日正午にも鳴らされました。打鐘は今年で10年目です。


 9日は5人が打鐘し、核兵器廃絶や戦争反対を誓いました。


 原爆の日と終戦記念日に二度と核兵器の使用と戦争を繰り返さないよう祈り、鐘を鳴らす「平和の鐘プロジェクト」の一環で、県内では福田功さん(73)が始めました。


 福田さんによると、昨年までに県内で45カ所のお寺に取り組みが広がっています。鳥取市も協力し、市内の寺院に打鐘を呼びかける手紙を送っています。


 僧侶の千石知芳(真知子)さん(78)は「毎年100通以上、全国の知り合いの寺院に協力をお願いする手紙を送っています。実家の正覚寺(鳥取市用瀬町)の鐘は戦前の鉄の供出でなくなりました。戦争はいけません」と語りました。