【9月16日付】鳥取市議会で岩永やす子市議質問 千代川の氾濫防止対策を国・県に

 日本共産党の岩永やす子鳥取市議は5日の市議会で一般質問し、小中学校の全教室へのエアコン設置、千代川の中州の伐採と河床の浚渫(しゅんせつ)を求めました。


 岩永氏は、教室のエアコン設置率が小学校で3・1%、中学校で44・8%にとどまるとし、どう100%にするのか聞きました。


 尾室高志教育長は、すべての学級にエアコンを設置するための計画の策定を年度内に行いたいと答えました。


 岩永氏は、倉敷市真備町では河川内に樹木が繁茂して氾濫を招いたと指摘し、千代川の立木の伐採、浚渫についてただしました。


 綱田正都市整備部長は、千代川水系河川整備計画、河川維持管理計画に基づいて、限られた予算の中で優先順位が高いところから河川内の立木の伐採、河床の浚渫を進めていると答えました。


 岩永氏は、予算を増額して抜本的に伐採、浚渫を進めるよう国、県へ要請することを求め、さらに、水害時の避難場所の見直しについてただしました。


 深沢義彦市長は、洪水浸水想定区域外に避難場所を指定するよう見直しを進めており、区域内でも垂直避難が可能な建物は指定したいと答えました。