日本共産党鳥取県議団の市谷とも子、錦織陽子の両県議は9月14日、鳥取県に対し、中国電力に島根原発3号機の新規制基準の適合性審査申請の撤回を要請するよう申し入れました。
市谷氏らは、原子力規制委員会が島根原発3号機の適合性審査の初会合で、地盤の安全性や地震・津波の想定と対策が明記されておらず、中電が2号機の合格後に記載するとのべたことに対し、「審査できない」と門前払いした点を指摘。
平井伸治知事が記者会見で「規制委員会も我々と同じようなことを思った」と人ごとのようにのべ、県の検証チーム(実務担当者で構成)は「素人の集まり」で「規制委員会の専門家の審査が決定的に重要」などとのべていることに対し、市谷氏は「素人というのでは検証チームの意味がない。県民の安全に対して責任が果たせない」と批判しました。
錦織氏は「2号機が合格しないと記載できないなら2号機の審査が終わって申請すべきであり、申請撤回は当然だ」とのべました。
県の担当者は「安全性が問題になっているわけではない」と審査継続を容認しました。
市谷氏は2号機の安全性が確認されておらず、容認の理由にならないと強調しました。