【9月30日付】鳥取県沖縄連帯の集い 沖縄知事選デニー候補の勝利を

 沖縄と連帯するとっとりの会は9月16日、北栄町で「沖縄県知事選挙勝利! 9・16沖縄連帯の集い」を開き、約90人が参加しました。


 共同代表の伊藤英司氏が、翁長雄志知事の遺志を受け継ぎ、辺野古新基地建設反対を表明した「オール沖縄」の玉城デニー候補の第1声を紹介し、デニー候補の勝利を訴えました。


 共同代表の大東文化大学の一盛真教授が、日本の民主主義と沖縄自己決定権について講演しました。


 一盛氏は、翁長知事が「沖縄の自己決定権がないがしろにされている」と安倍首相に詰め寄ったことなど紹介し、「日本の民主主義がないがしろにされているということだ」と指摘しました。


 自公候補の佐喜真淳氏は日本会議会員だと紹介。普天間基地返還を主張するが、辺野古基地の滑走路(1800㍍)は普天間(2800㍍)より短いため、返還の条件は代替滑走路であり、辺野古新基地ができても普天間基地は返還されないと強調しました。


 沖縄の米海兵隊基地を引きとめているのは日本政府の側だと指摘。米軍はアジア太平洋戦略の拠点・前線基地をグアムに移転=普天間のオスブレー・海兵隊中ヘリ中隊をグアムに移転=する方針であり、「辺野古新基地は米軍にとっても基地が増えるので歓迎するが、軍事的対応は当事国が行い、米軍はそれを支援するという立場だ」と、日本、韓国、タイ、フィリピン、オーストラリアの同盟5カ国と米国との関係を示しました。


 民主党鳩山政権の普天間飛行場・中ヘリ中隊の徳之島移設を断念させた「米軍マニュアル」(回転翼の訓練場・沖縄本島は65海里=約120㌔=以内)は存在せず、鳩山首相への官僚の報告文書がねつ造だった可能性を示唆しました。


 名護市議選の応援に行った赤田周平さん(32)が活動報告。6月23日の沖縄慰霊の日で挨拶する翁長知事の映像が流され、「基地のない平和で豊かな沖縄をめざす会」の芳沢あきこ共同代表が三線を弾きながら、選挙勝利を訴えました。