【10月14日付】鳥取市・県に青谷町水害で要望 被災者・施設・事業者への支援を

 日本共産党の伊藤いく子、岩永やす子、角谷敏男の各鳥取市議、金田のぶすけ、おぎの正己の両市議予定候補は4日、台風24号で水害にあった鳥取市青谷町の被災者への支援を市に申し入れました。乾秀樹危機管理局長らが応対しました。


 青谷町在住の金田氏は連日、青谷町の日置川とその支流の露谷川、勝部川の氾濫で浸水した施設や事業所を回り、被害の状況や要望を聞き取っています。1日は市谷知子県議も調査しました。


 1987年と2001年に台風で浸水した露谷川流域では、県が河川改修工事をすすめて来ましたが、間に合いませんでした。


 河川の氾濫で青谷こども学園や特別養護老人ホームなどの高齢者福祉施設、自動車屋、鉄工所、工務店、建具屋、畳屋、散髪屋、ケーキ屋、瓦屋などの自営業者や民家が最大で1・6㍍まで浸水しました。


 金田氏は、高齢者福祉施設の建物の補修、生活用品の買い替え、自動車の修理への支援▽電動の機材(自動車整備機器、畳機械、冷凍庫、パーマ機など)、自動車、畳や商品が被害にあった自営業者への直接支援▽露谷川の改修工事の早急な完了▽浸水家屋(床上浸水17件、床下浸水42件)への県住宅再建支援制度の適用▽避難計画の見直し▽市の災害見舞金(全壊5万円、半壊3万円)の増額▽災害ごみの処理▽稲やソバなど農業被害の調査と支援▽職員体制の充実▽戸別無線の設置―を求めました。


 市側は、高齢者福祉施設は国の災害復旧補助金(国2分の1、市4分の1、事業者4分の1)で対応する▽3年間融資の利子補給をする▽県の制度は使えるようにしたい▽住家の災害ごみは個別対応している▽職員は総合支所ごとに1隊4人で3隊まで本所が応援する▽戸別無線は自動機能の付いたラジオを買ってもらいFMで対応する。補助を検討する―と答えました。


 市谷知子、錦織陽子の両鳥取県議は3日、青谷町の被災者への支援を県に申し入れました。鳥取市の伊藤いく子、岩永やす子、角谷敏男市議、青谷町の金田のぶすけ市議予定候補が同席し、井上靖朗総務部長が応対しました。


 金田氏は、青谷こども学園の建物の補修、生活用品の買い替え、床下の泥出しへの支援や浸水家屋への県住宅再建支援制度の適用などを求めました。