鳥取市で10月20日、「自分の『投票基準』発見」カフェが開かれました。「住民目線で政治を変える会・山陰」など2団体が開いたもので、同会共同代表の福嶋浩彦・中央学院大学教授が参加者から寄せられた疑問に答えました。
安倍政権が権力を総動員して官邸丸抱えの候補者を通そうとした沖縄県知事選の評価について、福嶋氏は「権力を持つ政府が国政上の目的を達成するために、政権にとって都合のいい候補を当選させようとして介入するのは、地方自治を否定するもので、やってはならない」と指摘しました。
選挙広報を見ただけでは、どの候補を選んでいいかわからないという疑問には、「実現したいことがあって首長や議員になりたいのか、首長や議員になることが目的なのか、見極めが大事だ」と指摘。千葉県我孫子市長を3期務めた福嶋氏は「市民の願いを実現するための候補者づくりから始めた」とのべました。
9条改憲、消費税増税については、「自衛隊を海外に出して殺し、殺されることを現実のものにしてはならない。本気になって阻止しよう。社会保障のために消費税増税をというのは話が違う。まずは、株で得た利益に適正に課税するべきだ」と話しました。