鳥取市議選(定数32、立候補35人)が18日投開票され、日本共産党は伊藤幾子(53)、岩永安子(63)=ともに現=、金田靖典(62)、荻野正己(68)=ともに新=の4氏が史上初となる1増の4議席を獲得しました。
投票率が41・68%と前回から11・28ポイントも落ち込むなか、得票を403票増やし、得票率は9・81%(2・53ポイント増)に伸ばしました。
市は市民の声を聞かず、水道料金(基本料)を1・8倍に値上げ、住民投票結果を無視して市庁舎を新築移転。ゴミ袋代は隣町の約2倍と、市民に負担を押し付ける自民・公明党中心の冷たい市政、安倍政権と対決する共産党に期待の声が大きく広がりました。
今回、引退する他会派のベテラン市議や自民党の元県議などから、「共産党には4議席を取って交渉会派となり、議会を変えてほしい」などの声援が寄せられました。
4氏は財政調整基金34億円や国保の基金11億円を活用し、▽国保料の1世帯年1万円の引き下げ▽介護保険の負担軽減▽18歳までの子どもの医療費完全無料化▽水道料金の引き下げ▽総合支所への人と予算と権限の委譲―などの政策を訴えました。
4氏は19日夕、鳥取駅前で選挙結果を報告し、市政転換の決意を訴えました。
結果詳報は次の通り。
◆鳥取市議選32―35
当伊藤 幾子53現
1811(20)
当岩永 安子63現
1746(21)
当金田 靖典62新
1635(23)
当荻野 正己68新
1093(30)
議会構成は以下の通り。
▽共4(3)公明5(5)自民1(1)民0(1)無22(22)、議席占有率12・5%(9・38)