日本共産党の錦織陽子県議、石橋佳枝、岡村英治、又野史朗の各米子市議は11月21日、米子市役所を訪れ、20日に開かれた拉致問題解決のためのシンポジウムでの伊木隆司市長の発言に抗議し、撤回を求めました。
報道によると、伊木市長は閉会のあいさつで、「もし安倍内閣が軍事行動をするというのであれば、あるいは憲法を改正するというのであれば、全面的に支持をして、この拉致被害の回復、主権の侵害の回復に、私たちは国民として全力で当たりたい」と発言。その後、「軍事行動せよと言っているのではない。時の政府が、軍事行動や、軍事行動ができるよう憲法改正をするというなら、問題解決のために私は支持したいと言った」と説明しました。
錦織氏らは「発言」は、この間、生まれている朝鮮半島の非核化、平和の流れに目を閉ざし、武力による威嚇、行使を禁止した国連憲章違反であり、安倍政権が進める9条改憲、「海外で戦争する」国づくりを容認するもので、許すわけにはいかないと指弾。「憲法違反の発言であり、市長としての資質に欠ける」として、強く抗議し、撤回を求めました。
応対した辻佳枝総務部長は、申し入れは伝えると答えました。
伊木市長は29日に記者会見し、「軽率だった」と謝罪し、発言を撤回しました。