米子市で1月19日に開かれた日本共産党の全国会議報告集会で、日南町議選に立候補する岡本健三さん(50)が決意を語り、参加者の感動を呼んでいます。久代安敏議員とともに史上初めての2議席をめざします。
神奈川県生まれの岡本さんは東京工業大学と京都繊維工業大学の大学院を出て、大学教員をしてきました。農業を志して2010年に日南町に移住し、農業に従事した後、立候補を決意するまで木材加工の会社に勤めてきました。
岡本さんは、国政の争点は①消費税10%増税②大軍拡と9条改憲③沖縄への連帯④原発ゼロ―の四つだと指摘。原発ゼロは市民運動を始めるきっかけとなったとのべました。
福島の原発事故についてドイツの放送局がつくった報道番組を見ました。福島はチェルノブイリ並みの深刻な事故だと気づかされ、日本政府はロシア政府同様情報隠しをしていると感じました。
それ以来、スタンディング、デモ、講演会に参加し、市民として主張してきました。運動が広がらないことにいら立ちを覚えていたとき、平井一隆地区委員長から「普通の人が『なんとかせにゃ』と一歩踏み出すのが大切」だと言われ、入党を決意しました。
沖縄県知事選の支援に派遣され、沖縄問題に関わり、「この土砂投入は安倍政権の暴挙の中で最も恐ろしく最も憎むべきもの一つだ」と憤ります。
12月の町議会では、辺野古埋め立て承認撤回の尊重を求める陳情が継続審議になりました。9月議会での継続審議の理由「知事選の結果を見る」が、12月議会では「県民投票の結果を見る」と変わりました。
「町民の良識を代弁し国に意見するべき町議会が、止めるべき政府の暴挙を一度ならず見逃しているのです。この怠慢を黙って見過ごすわけにはいきません。私が立候補を決意した理由のひとつです」
立候補を決めて支持者のお宅を次々と訪問。日曜版の購読をお願いすると、快く了承してくれます。
日曜版は郵送で届けられていましたが、入党後は、自分が配達しています。
最後に「私が入党して行動範囲を広げ町議選にまで挑戦できるのは、日南町に日本共産党の支部があるからです。日南町へ支部をつくり、党員拡大した先輩党員の皆さまに心より感謝します」とのべ、『支部が主役』の活動を発展させる重要性を訴えました。