若桜町で2月5、6の両日、町の上空を飛ぶオスプレイが目撃されました。目撃情報は初めてです。
いずれも鶴尾山の国指定史跡「鬼ケ城跡」(標高452㍍)をかすめるように2機が連なって飛行し、5日午後2時11分、西から北東へ(鳥取方面から鬼ケ城跡を通過し氷ノ山へ)向かうのを役場にいた竹本英樹総務課長と石塚立雄地域防災マネージャーが目撃しました。
6日は、竹本総務課長らが午後3時24分に北東から西へ、3時52分に西から北東へ2機のオスプレイが連なって飛ぶのを目撃しました。「町は、米軍機が低空飛行する度に、毎回、中止するよう県を通じて国に要請しています」と話します。
3時52分の飛行は盛田聖一副町長がスマートフォンで写真を撮りました。「役場の鳥取側の窓で見ました」と話します。
いずれも、石塚マネージャーが鳥取県と美保防衛事務所へ報告。「氷ノ山のスキー客が初めて目撃したので、ちょっとした騒ぎになった」と耳にしています。
日本共産党の中尾理明町議は「飛行情報を寄せてくれた氷ノ山谷筋の浅井集落の住民によると、両日とも集落上空を通過したとのこと。氷ノ山スキー場スノーピアゲレンデの第3リフト上空を飛び去った。その際、スキー客が大変驚いていたと目撃者が言っている」とのべます。
矢部康樹町長は20日、中林よし子参院鳥取・島根選挙区候補と懇談し、「(飛行中止を求めるのは)当然です。なぜオスプレイが飛ぶのか答えをいただいていない」と不信感を表明しました。