4月7日投票の鳥取県知事選で、4期目を狙う平井伸治知事が政権放送で日本共産党について的外れな攻撃をしています。
平井知事は「共産党は反対しましたが、全国で初めて県民参画基本条例を制定し、全国で最も身近な県政に改革いたしました」と発言しています。
しかし、2013年に制定された同条例は常設の県民投票条例を定めていますが、投票資格者の10分の1以上の署名と県議会の過半数の賛成が必要で、通常(50分の1)よりハードルが高く、実際は使えないものになっています。
さらに、同条例には別会派も反対し、公明党は退席しており、共産党だけが反対したのではありません。
共産党が反対したその他の理由は、▽予算を伴うような県の権限に属さないもので県の存立に関わるか、県の重要施策に関わるものと対象が狭く、知事の恣意的解釈が可能▽選択枝を決める検討委員会が知事直属▽投票資格者の3分の1以上の署名で実施▽投票総数が投票資格者の2分の1に達しない場合は開票しない▽永住外国人の投票権がない―などです。