1、県議選で、日本共産党は現有2議席の確保をめざしましたが、鳥取で議席を確保したものの、米子で議席を失い1議席に後退する重大な結果となりました。暮らしを守る議席、原発・産廃ストップの願いを託せる議席をと、最後まで奮闘いただいた党員・後援会員のみなさん、支持いただいた県民みなさんにお礼申し上げるとともに、の期待に応えられなかったことを心からお詫び申し上げます。
各党の得票は、5党が激突した鳥取と米子で見ると、前回比でわが党は1,634減、自民党1,436減、公明党778増、民主系3,151増でした。私達が出発点と位置づけた17年衆院比例票比で、わが党は得票で鳥取、米子とも減らし、得票率で鳥取、米子とも増やしました。自民党は得票で鳥取、米子とも減、得票率では鳥取で減。公明党は得票で鳥取、米子とも減、得票率では鳥取、米子とも増。民主系は得票、得票率とも鳥取でも米子でも減でした。
知事選では、「民主県政の会」の福住候補を推薦してたたかいましたが、前進した市民と野党の共闘の成果を生かせず、相手候補に大量得票を許す結果となりました。
今回の選挙では、知事候補の平井氏が事実を偽って共産党を攻撃し、投票日当日の地元紙が公平・公正さに欠ける報道を行なうという、異常な激しさも特徴でした。
選挙で訴えた、暴走政治と対決し暮らしを守る県政への転換などの公約実現へ、議会内外で全力をあげるとともに、知事選で1歩前進した市民と野党の共闘を更に進めるため力を尽くします。
2、米子での議席減は、島根原発の稼働や米子の産廃建設など、県政の重要課題が正念場にあることからも、参院選の市民と野党の共闘への影響からも、大きな後退で責任は重大だと受け止めています。暮らしと環境を守る錦織県議の役割を得票につなげるうえで、対話・支持拡大の遅れ、県政への日常の活動や県議と支部との連携した活動の弱さ、党の自力の後退、広くあった「大丈夫論」を突破する情勢判断と対策に不十分さなど、県常任委員会の責任を含め検討を深めるべき点は広くあります。党内外のみなさんの忌憚のないご意見を真摯にお聞きし、失敗の責任と原因を明らかにすることで、4年後にむけた捲土重来と、差し迫った参院選での比例躍進、選挙区の中林さんでの「本気の共闘」の勝利につなげる決意です。
21日投票の地方選後半戦での勝利と前進を含めて、引き続きのご支援・ご協力を心からお願い申し上げます。
以上