【4月28日付】共産党「公約実現に全力を尽くす」 日南町1増の初の2議席 日吉津村は1減

 日南町と日吉津村で4月21日、議会選挙が投開票され、日本共産党は、日南町(定数2減の10、11人立候補)で現職の久代安敏(63)、新人の岡本健三(49)の両氏が当選し、1増の初の2議席を獲得しました。日吉津村(定数10、11人立候補)では、三島尋子氏(78)=現=が当選しましたが、江田加代氏(69)=現=は及ばず、現有2議席から1議席に後退しました。日野町は、立候補が定数と同数で無投票となり、佐々木求氏(67)=現=が当選しました。


 日南町では、2人で561票、得票率17・28%を得て、前々回(前回は無投票)の久代氏の420票、同10・07%を大きく上回りました。17年衆院比例の221票(得票率7・64%)の2・54倍(同2・26倍)を獲得しました。16年参院比例の180票(6・28%)も大きく上回りました。


 日吉津村では前々回(前回無投票)、三島氏182票、江田氏114票でした。2人合わせて296票を77票減らしました。得票率も14・41%を11・23%に減らしました。17年衆院比例の146票(得票率7・66%)、16年参院比例の166票(同9・13%)は上回りました。


 各候補は実績について、▽高校卒業まで医療費助成を拡大▽就学援助の入学準備金の支給を入学前に前倒し▽国保県単位化に伴う国保税値上げを抑制―などを語りました。


 政策について、▽国保税の一人2万5千円の均等割り廃止▽小中学校給食の無料化▽保育料の無償化▽介護保険料・利用料の軽減▽高校通学費助成▽6次産業化など農業支援▽高齢者、障害者、非正規雇用労働者への支援▽下水道使用料の軽減―などを訴えました。


 国政の課題でも、▽消費税10%中止▽憲法9条改悪ストップ▽TPPなどの輸入自由化から農林業を守る▽モリカケ問題をはじめとした「そんたく」政治・国政私物化の一掃▽公費1兆円投入で国保税の大幅引き下げ―などを訴えました。


 選挙結果を受け、各候補は「公約実現に全力を尽くす」と表明しました。


 結果詳報は次の通り。
 ◆日南町議選10―11
当久代 安敏63現⑧
273⑧
当岡本 健三49新
288⑤
▽共2(1)無8(9)、議席占有率20・00%(10・00%)
(投票率79・53%)

◆日吉津村議選10―11
当三島 尋子78現
120⑧
 江田 加代69現
99⑪
▽共1(2)無9(8)、議席占有率10・00%(20・00%)
(投票率69・45%)