鳥取県知事選(21日告示、4月7日投票)で、共産党、社民党、新社会党の書記長・幹事長と市民団体の代表らでつくる「憲法をいかした、住民自治による民主県政をつくる会」は5日、県庁で記者会見し、日本共産党県常任委員の福住ひでゆき氏(43)を無所属で擁立すると発表しました。
他に、4期目をめざす平井伸治氏(57)=自民、公明、国民民主、立憲民主推薦=ら2氏が立候補を表明しています。
福住氏は「平井知事は安倍政権言いなりで原発に反対せず、住民が反対する産廃処分場を推進している。原発再稼働、産廃処分場建設に反対の立場であり、争点にしたい。税金は県外資本・国外企業、ムダな開発ではなく、暮らし・福祉、地元企業や農林水産業のために使う」と語りました。
同会は、民意無視の辺野古新基地建設強行など地方自治と平和、暮らしを壊す安倍政権にものを言い、悪政から県民を守る▽住民福祉の増進という自治体本来の立場を貫き、市町村と一体になって県民の支援を強める▽税金は県外資本・外国企業、ムダな開発ではなく、地元中小零細企業と農林水産業の支援に使う▽島根原発の再稼働反対、原発ゼロを発信し、産廃処分場建設は見直し、豊かな自然と環境を守る▽県政運営は、トップダウンではなく職員の智恵と力を生かす▽地方政治に憲法9条を生かすため、非核・平和を鳥取県から発信する―の基本姿勢を発表しました。
【福住氏の経歴】 南部町生まれ。千葉大学工学部卒。「しんぶん赤旗」記者を経て2010年から西部地区委員長、17年から県常任委員。