【4月28日付】民青県委員会が市民発電所見学会 市民発電で自然と共生する

 民青鳥取県委員会は7日、「エコ」な生き方連続講座で、株式会社・市民エネルギーとっとりの、とりちく若葉台発電所(鳥取市)をフィールドワークしました。


 同社の手塚智子代表が現地で取り組みを紹介し、参加者の質問に答えました。


 同社は、NPO法人として2013年に市民出資で1号機・空山ポニー発電所を手がけました。2号機の、とりちく若葉台発電所から5号機まで約370㌔㍗の太陽光発電所の建設に約1億円かかることから株式会社化し、4千万円を市民出資、6千万円を地元金融機関から調達しました。


 固定価格買い取り制度を利用し、1㌔㍗当たり27~36円の売電収入を得ています。主に地域新電力・とっとり市民電力に売電することで、地域で使う電力を地域でつくる経済循環が生まれています。


 手塚氏は、鳥取県は推計で約1100億円の電力を県外から買っており、原発推進・石炭火力中心の中国電力から再生エネ中心の地域新電力に購入先を切り換えることで、お金の県内循環をつくり、仕事と雇用を創出すると同時に、自然と共生する持続可能な社会に向けて前進できると強調しました。
 また、投資目的の開発に反対しました。